若くて健康なまま長生きできるようになるかもしれない、夢のような物質が2011年に発見されました。
それがNMN(ニコチンアミドナノヌクレオチド)です。
老化を鈍らせ、寿命を延ばす可能性を持ち、「寿命革命」の有力な武器の一つとされています。
老化研究の第一人者、ワシントン大学の今井眞一郎教授が、長寿研究に衝撃を与えたNMNの効果を世界で初めて発見しました。
NMNは白い粉末状で、現段階で人間の老化をコントロールできる最も高い可能性を持つと考えられています。
老化は生物にとって逃れられない自然現象であり、老化を止めることは不可能というのがこれまでの常識でした。
サーチュイン遺伝子の存在が明らかになってからは、どうすればサーチュイン遺伝子を人為的に目覚めさせることができるのかが、長寿研究の最大の関心事の一つになりました。
そしてついに明らかになったNMNの存在とその効果。
私たちの体内にある7種類すべてのサーチュイン遺伝子を活性化することがわかっています。
NMNはあらゆる生物にそもそも備わっており、細胞の中に存在するビタミンに似た物質です。
しかし、NMNは加齢とともに減っていきます。
これを人為的に増やすことで老化が抑えられ、衰えた臓器が蘇るのです。
NMNを体に補充することで、私たちの体が失いつつある、落ちてしまっている機能が補正され、非常に大きな効果を得ることができるのです。
また、NMNは、他にも治療が難しいと言われている病気にも大きな効果を上げています。
例えば、アルツハイマー病の多くは脳が老化し、神経細胞が減ることが関係しています。
NMNを早いうちから摂取していれば、神経細胞の減少を食い止め、発症を抑える可能性があるとわかったのです。
NMNの効果は、老化防止の期待だけにとどまらず、「若返り」の可能性があることもわかってきました。
長寿研究の第一人者の一人、ハーバード大学のデイビッド・シンクレア教授は、NMNがもつ若返りの効果を発見しました。
マウスを使った実験で、細胞を若返らせることに成功したのです。
最新の研究で、脳の視床下部は全身の組織に老化を止める強い指令を出すことがわかっています。
しかし、その指令は、加齢とともに弱まっていきます。
NMNは視床下部を刺激し、全身の組織への指令を再び強くすることができる可能性があります。
NMNは人間と老化の関係における本質的な物質だとわかってきたのです。
このNMNにいち早く注目したのがNASA(アメリカ航空宇宙局)でした。
“若返り”と“宇宙開発”には何の接点もないように思われるが、NASAが喉から手がでるほど欲しがる意外な理由がある。
NASAが懸念しているのは、宇宙飛行士の宇宙放射線被曝だ。
地球の大気圏の最外層を越えた宇宙空間では、X線やガンマ線といった電磁放射線から、アルファ線や中性子線などの粒子放射線が絶え間なく降り注いでいる。
そのため、短期間のミッションでも宇宙飛行士の宇宙線による加齢、細胞へのダメージは深刻で、筋肉の衰え、記憶喪失などの健康問題はもはや宇宙飛行士の職業病となっている。
火星への有人飛行となれば、彼らは4年もの長期にわたり宇宙線に晒されるため、さらに深刻な健康被害が予想される。
その場合、全身の5%の細胞が死に、発がんリスクは100%に達するとまでいわれている。
TOCANAより引用
これまでは宇宙飛行士ってとても華やかな職業で、カッコイイな〜なんてのんきなことを思っていましたが、宇宙に行く前も行った後もまさに命がけなんだと初めて知りました。
そんなにリスクがあったら「宇宙飛行士になりたい!」「宇宙に行きたい!」と思う人がいなくなってしまうかもしれません。
NASAがNMNを必死で欲しがるのがよくわかります。
「老化防止」「病気の予防」「若返り」の効果が期待できるNMN。
なんだかものすごい時代になってきました。
現在、日本でもNMN入りのサプリが販売されていて、○○エモンことHさんも数年前から飲んでいるそうです。
「NMN サプリ」などと検索していただくとおわかりになりますが、びっくりするのがそのお値段!
NMNの配合量が多いと数十万以上するものも!
それもそのはず、NMNは超高額で、研究用の試薬でもたった0.1gで4万円、1kgだと4億円もするそうです。
NMNサプリは富裕層に人気らしいのですが、現実的に富裕層しか買えないんだろうな。
ただ、私のような一般人でも頑張れば買えなくもなさそうな商品がチラホラあるので、NMN、要チェックです!
参照:NHKスベシャル ネクストワールド 私たちの未来 第2回 寿命はどこまで延びるのか(2015.1.4放送)
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